【社会】「自分たちは本来、平等であるはずだ」 若者たちが感じる格差社会の現実「社会人カースト」
若者の間で「社会人カースト」という言葉が流行っている。有名大学を卒業して大企業に就職し正社員で、かつ人間力が高く、充実した人生を送る人々は「最上位のカースト」とされる。一方、学歴が四大卒未満、非正規社員で、見た目や性格がパッとしない人々は「最下層のカースト」となる。大阪大学人間科学研究科教授の吉川徹氏によると、若者たちが自分の序列(カースト上の位置)を意識するようになったのは、2008年のリーマン・ショック以降、学生が就職活動において企業から人間力を問われるようになってからだという。