【発電】原発再稼働は来春以降に、安全審査が足踏み…電力会社に求めた資料が間に合わず、決算や料金値上げに影響も
原子力発電所の再稼働を認めるかどうかの審査が足踏みしている。原子力規制委員会が電力会社に求めた資料が間に合わず、一部の原発では年明け以降に提出を先送りした。審査は当初の最短の想定より1~2カ月程度遅れている。地元に了解を得る手続きなどを考慮すると、次の原発の再稼働は来春以降になる見通しだ。四国電力伊方原発(愛媛県)は11月中の計画だった「震源を特定しない地震動」に関する審査書類の提出を年明け以降に先送りする。