【不動産】関西私鉄が「ルック・イースト」 東京五輪見据えて首都圏での不動産事業強化
関西の私鉄各社が相次いで首都圏での不動産事業の強化に乗り出している。2020年の東京五輪開催などで首都圏ではオフィスやマンションなど不動産需要が大幅に増えるとみて、専門組織の立ち上げなどを進める。首都圏での不動産事業は関西よりも高い収益が見込め、各社は成長の柱として期待を寄せている。(橋本亮)各社が首都圏での不動産事業を強化するのは、少子化に伴って沿線人口の減少が見込まれる中、「関西だけの事業展開ではいずれじり貧になる」(関西私鉄首脳)との危機感があるためだ。