【滋賀】早朝に花開き、日没には落下してしまうはかない花…「沙羅の花」かれんに、多賀・高源寺
多賀町楢崎の高源寺で、今年も「沙羅の花」と呼ばれるナツツバキが見頃を迎えた。早朝に花開き、日没には落下してしまう一日花。はかない美を求め、女性参拝客やカメラ愛好家が訪れている。本堂前庭に高さ2~3メートルの木が5本あり、日々、白い花がちらほら咲き木の周りには、無数の花が落ちている。「祇園精舎の鐘の声」で始まる平家物語に、「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理」と登場し、勢い盛んでも必ず衰えるとの例えにあてられる沙羅の花。