【埼玉】「美を追求していくうちに、この形になった」…和紙と竹の明かり華やか、鳩山の造形家・加藤渉さんが個展
鳩山町の造形家加藤渉さん(29)が独自の和紙や竹を使った照明約十五点を展示する個展「竹の瑞(しるし)と和紙の花。瑞花(ずいか)」が小川町の埼玉伝統工芸会館で開かれている。二十四日まで。 (中里宏)加藤さんは竹の美しさに魅せられ、ウェブデザイナーの仕事をしながら竹を使った彫刻に取り組んでいた。二〇〇九年、滑川町の古民家ギャラリーかぐやの縁側で竹を削っているとき、ギャラリーを訪れたパルプアート作家の大川修作さん(昨年八月死去)に「うちに来い」と言われたのがきっかけで大川さんに師事。