【鹿児島】奄美大島で豊年踊り ユーモラスに稲作の過程表現
鹿児島県・奄美大島の瀬戸内町油井集落でこのほど、稲作の過程をユーモラスに表現した伝統行事「油井の豊年踊り」があり、大勢の観光客でにぎわった。毎年、旧暦の8月15日に、「ミャー」と呼ばれる大木で囲まれた広場を舞台に行われる。今年収穫した稲わらでつくった長さ約50メートルの綱を集落の住民が引き合っていると、獅子の仮面をかぶった人が鎌で綱を切る「綱切り」で幕を開け、まわしを締めた青年らが田んぼに見立てた土俵上で厄を払う「土俵払い」、美しく着飾った女性が脱穀を表現する「稲すり」など計12の演目があった。