【規制論】今国会での児童ポルノ法改正は困難 ”単純所持禁止”与党と”取得罪”民主党の協議進まず
児童ポルノの拡散防止を強化する児童買春・ポルノ禁止法改正の今国会での実現が困難な情勢となっている。与野党双方の改正案は国会に出そろったが、互いの案を激しく批判し合って歩み寄る気配がみられず、協議は全く進んでいない。個人が趣味で持つ「単純所持」を禁止しないのは、主要8カ国(G8)で日本とロシアだけ。このため与党は昨年6月、単純所持を一律に禁止した上で、性的好奇心を満たす目的の所持には罰則を科す改正案を衆院に提出した。