【毎日新聞】金光敏(在日韓国人3世)「かつて、韓国公安に在日韓国人が『北のスパイ』と監視・連行されていた。特定秘密法は反対」
私は18歳から23歳までを韓国で過ごした。高校を卒業してすぐの好奇心のまっさかり。アイデンティティーの根っこを探しに、祖父母が生まれ育った韓国に渡り、勉学に、もちろん遊びに走り回った。時は1990年4月から95年3月まで。当初は盧泰愚(ノテウ)政権の時代だった。前の全斗煥(チョンドゥファン)政権と比べれば民主化は大きく進展し、発展する経済とともに政治も安定へと向かおうとしていた。