【中央日報/コラム】神父が斬首されても信者が増え続けた朝鮮を法王庁は聖霊の地として眺めた。奇跡の地だ。そこを法王が訪れる
朝鮮時代の天主教の迫害は残酷なものだった。数百人が斬首された後、約5000人の天主教徒は奥深い山奥にこもった。この頃、聖地と指定されていたその場所を人々は校友村と呼んだ。信徒の生活は窮乏した。校友村の信者は、西洋の神父たちが宝物を積んできて助けてくれることを祈った。1824年の冬至使(中国に遣わした使臣)一行に通訳官として参加したユ・ジンギルは、北京のクベア神父に朝鮮の迫害事実を知らせた。