【毎日新聞】北朝鮮工作船:公開から10年 今も続くさびとの戦い 海保資料館
鹿児島県奄美大島沖で2001年12月、海上保安庁の巡視船と銃撃戦の末に沈没し、引き揚げられた北朝鮮の工作船を展示する海上保安資料館横浜館(横浜市中区)が10日、公開開始から10年を迎える。工作船は、さびと戦いながら展示が続けられている【米田堅持】
◇年に2回の定期チェック
「(6月の計測値は)2.8ミリ」
「2.8ミリです」
海上保安試験研究センターの職員2人が工作船の観音扉部分に、超音波測定器で、船体の鉄板の厚さを計測していた。