【高知新聞/社説】70年目の岐路…中韓に「親しみ感じない」過去最悪、互いを必要とし「嫌韓中」「反日」感情の克服を信じたい
「積極的平和主義」
安倍首相は国会演説などで盛んにこの言葉を用いる。その積極性とは自衛隊の海外活動などで軍事力の行使に道を開く国際貢献であり、これまでの憲法の「専守防衛」の制約を、部分的とはいえ取り払うことを意味する。1991年にはイラク軍のクウェートへの侵攻を機に、湾岸戦争が勃発。日本政府はこのとき多額の資金を拠出し、停戦後に機雷除去のためペルシャ湾に掃海艇を派遣した。