【山陰中央新報/論説】首相談話で「侵略」の扱い次第では中韓の反発招く、国益にかなう主張すべき…友好関係発展の特段の努力を
安倍晋三首相が、年頭にあたっての記者会見を行い、政権運営についてこれまで通り、「経済最優先」で臨むとあらためて強調した。一方で、自民党の谷垣禎一幹事長は元日付の年頭所感で、今年は「戦後70年」を迎える年と位置づけ、経済再生だけではなく憲法改正の実現に向けて、国民的議論を深めると強調している。経済再生に加えて安倍首相が真正面から取り組むとしている東日本大震災からの復興、社会保障制度改革、地方創生などはいずれも「戦後の大改革」だ。