【毎日新聞】大沼保昭さん「『従軍慰安婦』をつくりだしたのは日本、国民一人一人が償いをはたすことは将来の世代への責任」
戦争に直接関与したわけではない今の日本人がなぜ「慰安婦」問題を考えなければならないのだろう。そう感じる人は多いのではないか。「慰安婦」問題をテーマに2004~05年に東京大学で行われたゼミは、その答えを求めて参加者みなが悪戦苦闘した1年だった。ゼミを担当した東大教授(現・明治大特任教授)の大沼保昭さん(69)は、アジア女性基金に呼びかけ人として加わり、当時も理事を務めていた。