【習近平氏訪米】規制緩和で米企業に対中投資呼びかけ、経済界の取り込み図る
中国の習近平国家主席は23日、米中の有力企業トップ約30人との会合で、「中国経済の長期的な発展傾向に変わりはない」と述べ、外資の参入規制を緩和する方針を表明し、米企業に対中投資の拡大を呼びかけた。来年の米大統領選に影響力を持つ経済界を取り込むことで、米側の対中認識を揺さぶる狙いだ。会合はブッシュ政権で財務長官を務めたヘンリー・ポールソン氏が主宰し、米側からアップルのクック最高経営責任者(CEO)らIT、飲料、自動車などの企業経営者が出席した。