【歴史】当時の新聞(大阪朝日新聞)も伝えた半島出身炭鉱労働者への厚遇ぶり「ものすごい稼ぎ高」「特別の優遇設備 まるで旅館」
福岡県北部の朝鮮人鉱夫が、高額を稼いで、仕送りしていると報じた大阪朝日新聞(南鮮版、昭和15年5月28日付)朝鮮半島から日本内地に渡った炭鉱労働者が厚遇されていた実態は、当時の新聞報道からも、うかがえる。大阪朝日新聞は、昭和15年4月21日付の中鮮版(朝鮮半島中部)で「朝鮮人鉱夫に特別の優遇設備 まるで旅館住ひ(ずまい)同様」を見出しに、福岡県水巻町の炭鉱の鉱業所が、朝鮮人労働者向けに新築の社宅とアパートを建設したと報じた。