【台湾・総統選】国民党の総統選候補者、洪秀柱氏「最後は中国との統一必要」 「憲法の精神を分析」と弁明
台湾の与党、中国国民党の総統選候補者、洪秀柱氏(67)は2日放送のラジオ番組で、憲法の規定上、台湾は「最後は(中国との)統一が必要だ」と述べた。洪氏は同日、「憲法の精神を分析しただけだ」と弁明したが、世論の約6割が中台関係の「現状維持」を望む中、厳しい選挙情勢にさらに悪影響を及ぼす可能性がある。洪氏は番組で、馬英九総統の「統一せず、独立せず、武力行使せず」の方針についても「役割を終えた」とし、中国当局との統一交渉を意味しかねない「政治対話」の必要を改めて訴えた。