【欧州】フランスよ、どこへ行く…不況に苦しむ「欧州の病人」フランス、「鎖国・移民規制で経済が復活する」と主張し、勝利した極右政党
写真=欧州議会選挙のポスター。右側がマリーヌ・ル・ペン党首。(筆者撮影)
5月末に行われた欧州議会選挙は、EU(欧州連合)が直面する深刻な“病”を白日の下にさらけ出した。それが最も顕著に表れているのは、フランスである。フランスの極右政党フロン・ナショナール(FN)が、社会党と保守党を退けて、最高の得票率を記録して勝利したことは、フランスだけでなく欧州全体に強い衝撃を与えた。