【アメリカ】ケリー国務長官、イラクを電撃訪問=宗派対立克服呼び掛けへ
ケリー米国務長官は23日、イラクの首都バグダッドを訪問した。訪問日程は事前に公表されていなかった。イラクのマリキ首相らと会談し、イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」打倒に向け意見交換する。米国はこれより先、軍事顧問最大300人のイラク派遣など支援策を表明。一方、イラク情勢の安定にはマリキ首相の支持基盤であるイスラム教シーア派と、敵対するスンニ派、クルド人勢力の対立解消が不可欠とみており、マリキ首相に対立克服を呼び掛けるとみられる。