【国際】ウクライナ、欧州連合(EU)との連合協定は「茨の道」…隣国・ロシアとは経済悪化、巨額の経済損失発生か。変革の痛み課題に
ウクライナと欧州連合(EU)との連合協定は、同国にとって政治・経済の仕組みに変革をもたらす役割が期待される一方、「いばらの道」とも指摘されている。隣国ロシアとの関係が悪化し、巨額の経済損失が発生すると予測されるからだ。ポロシェンコ大統領をはじめとする同国の親欧米派がEUとの関係強化を希求する背景には、経済的な恩恵への思惑だけでなく、同国の発展を遅らせてきた、汚職の蔓延(まんえん)や非効率な社会運営を解消する処方箋になるとの期待が含まれている。