【アメリカ】黒人青年射殺、日常的に受ける「差別」や「嫌がらせ」に噴出した怒り…州外から遠征し、憎悪を煽る扇動者の存在も
米ミズーリ州で起きた黒人青年射殺事件は、その後2週間で警察に抗議する黒人200人以上が逮捕される騒ぎに発展した。根底にあるのは、人種問題という米国社会が今も抱える闇だ。デモは沈静化しつつあるが、司法判断によっては再燃する危険がある。騒乱の原因と実態を探った。【ファーガソン(米中西部ミズーリ州)で草野和彦】人種差別を禁じた公民権法の成立から50年を経ても、差別はなくならない。