【社会】田辺三菱製薬の元研究員に有罪 硫酸タリウム混入茶事件
田辺三菱製薬横浜事業所(横浜市青葉区)で、劇物の硫酸タリウムを混ぜた茶を同僚5人に飲ませて中毒にさせたとして、傷害罪に問われた同事業所元研究員小玉信之被告(40)に、横浜地裁(木山暢郎裁判官)は17日、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。判決によると、小玉被告は昨年4月、硫酸タリウムを混ぜたウーロン茶を、冷蔵庫にあった別のボトルの茶とすり替え、同僚の結婚を祝う会で5人に飲ませ、全身の痛みや脱毛など約3~5カ月の薬物中毒の傷害を負わせた。