【論説】大前研一「必要以上に放射線を恐がるな。香港は東京の1.5倍、コロンビアの首都・ボゴタは年間10ミリシーベルトの放射線だ」
東日本大震災の被災地・東北3県の中でも福島の復興は特に遅れている。福島第一原子力発電所の事故で立ち入りが制限され、津波に襲われた時のまま3年間、時間が止まってしまったような地域も多い。震災直後から数々の被災地復興プランを提言してきた大前研一氏が、あらためて福島の復興策を提示する。これまでにも本誌で指摘してきたことだが、まず政府も国民も放射線に対する正しい認識を持つ必要がある。