【震災】「点呼は不要…走れ!」 ”津波てんでんこ”で児童ら99・8%生存「釜石の奇跡」…だが避難せず保護者が連れ帰った子は…★2
・被災地調査を続ける中で思い知らされるのは「津波てんでんこ」の教えの正しさだ。てんでんことは各自のこと。海岸で大きな揺れを感じたときは、津波が来るから肉親にもかまわず各自てんでんばらばらに高台に逃げて命を守れ-という意味だ。この教訓に基づき、片田敏孝・群馬大教授の指導で津波からの避難訓練を8年間重ねてきた釜石市内の小中学校では、全児童・生徒計約3千人が即座に避難。