【TPP】米通商代表、農業自由化「例外ありえない」、「聖域」掲げる日本に圧力…公聴会では「日本がTPPの進展を大きく阻んでいる」の声も
米通商代表部(USTR)のフロマン代表は3日、下院歳入委員会の貿易に関する公聴会に出席し、環太平洋連携協定(TPP)交渉で日本が「聖域」として守ろうとしている農業の重要5項目について「例外はあり得ない」と強調した。日米の関税協議が大詰めを迎える中、全品目で自由化を進めるよう日本に圧力をかけた形。ただ、自由化の度合いについては「意味のある一段の市場開放」とあいまいにし、具体的な内容は交渉に委ねる姿勢を示した。