化学工業協会会長 「急激に120、130円になるのはやめて」 「100~105円で、安定的に推移すると経営上は非常にやりやすい」
日本化学工業協会の小林喜光会長(三菱ケミカルホールディングス社長)は19日の定例会見で、1ドル=109円台まで進んだ為替相場の円安傾向に対し、「原料高というネガティブな効果もあるので、120円とか、130円の方向に急激になることだけはやめてほしい」と警戒感を示した。石油化学製品の原料となるナフサ(粗製ガソリン)価格は比較的落ち着いているが、小林会長は「今後まだまだ地政学リスクもある」と指摘。