【社会】農薬混入したマルハニチロの元契約社員に、1億円支払い命令 東京地裁
アクリフーズ(現マルハニチロ)群馬工場の農薬混入事件で、偽計業務妨害罪などで実刑判決が確定した元契約社員阿部利樹受刑者(49)に対し、同社が損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(足立堅太裁判官)は25日、請求通り1億円の支払いを命じる判決を言い渡した。判決によると、阿部受刑者は訴訟で、「受刑後は一生をかけて(賠償金を)支払い、誠意を見せる」と農薬混入の事実を認めただけで、裁判で争うかどうかを明らかにしなかったため、請求全額が認められた。