【政治】「公的年金の運用、90兆円ぐらい株などのリターンが高いものに投資すべきだ」政府有識者会議座長
伊藤隆敏・政策研究大学院大教授は21日午後、日本記者クラブで記者会見した。120兆円を超す公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について「今後10年間で32兆円程度と予想されるキャッシュアウト(年金支払いに伴う積立金取り崩し)部分をいかに稼ぐかが腕の見せどころだ」と述べた。そのうえでキャッシュアウト部分へは保有する国債を充て、「残りの90兆円は10年超の運用を前提に、リターンが国債よりも高くなるものに投資するのが望ましいポートフォリオ」との見解を示した。