【政治】「尖閣諸島を巡る領有権問題は存在しないというわが国の立場は全く変わっていない」岸田外相発言に中国大使館反発
岸田外務大臣が11日、先に日中両政府が発表した両国関係の改善に向けた「合意文書」に関連して、「沖縄県の尖閣諸島を巡る領有権問題は存在しないというわが国の立場は全く変わっていない」などと述べたことについて、東京の中国大使館は「厳重な関心と不満を表す」とするコメントを発表し、強く反発しています。政府は先週、中国政府との合意文書を発表し、この中に「双方は、尖閣諸島など、東シナ海の海域で、近年、緊張状態が生じていることについて異なる見解を有している」という表現が盛り込まれました。