【軍事】軍艦「多摩」沈没から70年で初の慰霊祭・・・姉妹艦「北上」「大井」は単独慰霊不明、「木曽」慰霊無し・・・薄れる戦争の記憶
先の大戦で沈んだ軍艦「多摩」の初めての慰霊祭が10月25日、東京都府中市にある大国魂神社で行われると聞いたとき、正直、意外な気がした。「沈没した軍艦は、関係者によって手厚く慰霊されている」と思い込んでいたからだ。多摩は、旧海軍の軽巡洋艦で球磨型の2番艦。大戦末期の昭和19(1944)年10月25日、フィリピン沖で米潜水艦による魚雷攻撃を受けて沈没し、440人とされる全乗組員が亡くなった。