【埼玉】「食事をカップラーメンにして生活費を切り詰めている」 生活保護引き下げは不当 受給者297人 県に不服審査請求
四月からの生活保護費の基準額引き下げは不当だとして、県内の受給者二百九十七人が十五日、行政不服審査法に基づき、県に引き下げの取り消しを求める審査請求を行った。受給者らは「国の方針に追従することなく、県民の命と暮らしを守る立場で審査してほしい」と求めた。請求後にさいたま市浦和区内で開かれた集会で、受給者たちは「食事をカップラーメンにするなどして生活費を切り詰めている」「いつか食べられない日が来るのではないかと心配」と窮状を語った。