【台風11号】福島第1原発、大雨で排水路から汚染雨水が外洋に流出
東京電力は16日、大雨の影響で、福島第1原発の「K排水路」と呼ばれる排水路から放射性物質を含む雨水が外洋(港湾外)へ流出したと発表した。流出量は分かっていない。東電によると、午前8時25分ごろ、巡回中の作業員がK排水路から、海側にあるせきを越えて雨水が外洋に流出しているのを見つけた。K排水路はほかの排水路に比べて放射性物質の濃度が高く、14日の採水では、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質の濃度は1リットル当たり39ベクレル(法定基準30ベクレル)だった。