【福岡】諫早湾干拓、開門認めず 損害賠償も取り消し 福岡高裁
諫早湾干拓、開門認めず 損害賠償も取り消し 福岡高裁国営諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、諫早湾内や近くの漁業者ら53人が国を相手取り、潮受け堤防排水門の開門などを求めた訴訟の控訴審判決が7日、福岡高裁であった。大工強裁判長は、干拓事業と漁業被害の因果関係は認められないと判断。開門を求めた漁業者側の控訴を棄却し、一審・長崎地裁判決のうち、漁業被害との因果関係を認めて16人に計約1億1千万円を賠償するよう国に命じた部分を取り消した。