【医学】ベンゾジアゼピン系薬依存症の仕組みを解明、英科学誌 - 依存性の無い新薬開発へ道
バリウム(Valium)に代表されるベンゾジアゼピン系治療薬を処方された患者がこうした薬に依存しがちとなる仕組みを解明したスイスの科学者らによる研究結果が10日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。研究結果は依存症状を引き起こさずに病状を和らげる新薬の開発につながると期待されている。ヘロイン、アヘン、カンナビノイドなどの麻薬は常習化しやすいが、これは神経回路が神経伝達物質ドーパミンによって活性化されるからだ。