【医学】脳細胞の大半を占める「グリア細胞」に温度検知機能 慶応大チーム、初めて確認
◇グリア細胞:脳に温度検知機能 慶応大チーム、初めて確認脳細胞の大半を占める「グリア細胞」に、低温を感じるセンサーがあることを、阿相皓晃(あそうひろあき)・慶応大特別研究教授(細胞生物学)のチームが動物実験で突き止めた。脳の温度検知機能が確認されたのは初めて。心筋梗塞(こうそく)や呼吸障害など、脳に血液や酸素が十分行き渡らない状態に陥った患者の体温を下げて脳を保護する「低体温療法」の効果的な手法の開発に役立つ可能性がある。