【ナノテク】筑波大、1000兆分の1秒ごとに電子スピンを測定できる技術を開発
筑波大学の重川秀実教授らによる研究グループは、走査トンネル顕微鏡とレーザーを組み合わせることで、電子のスピンを1000兆分の1秒ごとに測定できる技術を開発した。電子は、電荷(プラスとマイナス)とは別にスピンと呼ばれる自転による性質を持っている。半導体素子をより小さくするためには、これら両方の性質を利用することが有効であると考えられており、その実現のためには、ナノメートルの領域で電子のスピン高速運動を調べるための方法が必要不可欠である。