【古生物学】天草で海生恐竜の化石発見 九州初、モササウルスの歯
熊本県天草市の市立御所浦白亜紀資料館は25日、同県上天草市の離島で1998年に発掘された化石が、約8500万年前(白亜紀後期)の肉食の大型海生爬虫(はちゅう)類「モササウルス」の歯だったと発表した。モササウルスの化石は全国で40以上の発掘例があるが、九州では初めて。国内最南端での確認という。資料館によると、モササウルスは同時期に陸で繁栄した肉食恐竜ティラノサウルスに対して「海の王者」とも呼ばれ、サメを含む魚類やイカなどあらゆる海の生物を捕食していた。