【材料科学/ナノテク】マルチフェロイック物質の電子機能制御過程の可視化に成功 電場による強誘電分極の制御過程を明らかに 東北大など
左の9枚の図は、マルチフェロイック物質であるTbMnO3結晶のc軸方向に電場を印加した際に強誘電ドメイン構造が変化する様子を可視化したもの。図中の白い(黒い)部分がc軸のプラス(マイナス)方向に電気分極が向いている領域に対応する。反対方向を向いた電気分極を持つドメインを隔てる強誘電ドメイン壁が電場に対して動くことにより、一方のドメインの拡大ともう一方のドメインの縮小を引き起こし、印加する電場の極性により電気分極の方向を自由に制御できる。