【植物病理学】乳酸菌の働きで植物を病気から守る微生物農薬を開発 世界初 京野菜の軟腐病に効果
京都府生物資源研究センター(精華町)は3日、世界で初めて、乳酸菌の働きで植物を病気から守る微生物農薬を開発したと発表した。有効な農薬の少なかった軟腐病(なんぷびょう)に効果があるとされ、京野菜などの栽培で普及が期待できるという。同センターは発酵食品に含まれる乳酸菌の一種ラクトバチルス属の中から、ハクサイの軟腐病を防除する菌を選抜し、2005年から京都府立大、製薬会社「Meiji seika ファルマ」(東京都)と共同研究を進めてきた。