【分子生物学】サラブレッド馬の扱いやすさとセロトニン受容体遺伝子の関連
概要
本研究では、サラブレッド馬の扱いやすさと、セロトニン受容体 1A 遺伝子との関連を解析した。JRA日高育成牧場の協力を得て、騎乗馴致(乗り馴らし)中のサラブレッド 1 歳馬167 頭の馴致難易度(扱いやすさ)を行動観察により評定した。行動観察をおこなった個体について、セロトニン受容体 1A 遺伝子(HTR1A)の型判定を行い、扱いやすさ得点との関連を分析したところ、HTR1A 遺伝子の遺伝子型によって、扱いやすさに違いがあることがわかった。