【外交】村山談話の継承は不明瞭、歴史認識をめぐり、中韓両国はもちろん、米側の懸念も払拭したと言えず…安倍首相の米議会演説
【ワシントン時事】「希望の同盟へ」と題した安倍晋三首相の米議会演説は、「未来志向」を前面に出し、先の大戦への「痛切な反省」は表明したものの「おわび」はしなかった。演説は、首相が夏に発表する戦後70年談話につながるとして注目されていた。戦後50年の村山富市首相談話を引き継ぐかどうかは明快でないため、首相の歴史認識をめぐり警戒を緩めない中韓両国はもちろん、米側の懸念も払拭(ふっしょく)したとは言い難い。