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【避難所】2ちゃんねる総合避難所スレッド Part.140
164:国境なき名無しさん2020/04/12(日) 23:58:22 ID:D8bpKMfR0 [sage]
瀬畑 森友とか加計の問題で、やっと「公文書は何かおかしい」と気づき始めた人が結構いると思うんですけど、
長続きしないんです。「どういうふうに文書を管理していたからあんな問題が起きたのか」というところまで関心が行かない。
この『国家と記録』という本の後ろの方で情報公開クリアリングハウスの三木由希子さんと僕が対談していて、
その中で三木さんが言っているのは、「みんな墨塗りだといってワアワア騒ぐけど、なぜそうなったのか、とか、
じゃあ、それをどうすれば剥がせるのか、とか、そういうところの関心が皆さん、全くないですよね」ということです。
どういうふうにこれを変えていくか、というところに皆さんの関心がいかないと、ただ「墨を塗られているからけしからん」「隠蔽だからけしからん」「安倍はけしからん」だけで終わっちゃう。
それは教育の問題とも関わりがあるのかもしれません。
本当は高校の公民や現代社会の授業で、もっと情報公開について教えるべきです。
実際に使ってみたり、それで行政のあり方についてどう考えるかという体験をさせてみたり。
本当はそういうことを地道にやらないと、日本の「お任せ民主主義」というか
「自民党に任せておけばいいんじゃないか」みたいな考えは変わらない気がします。
自分たちの側の意識をどう高めていくかが、かなり大きいです。
布施 瀬畑さんは『国家と記録』の序章でこういうことをお書きになられてますね。
「市民参加により民主主義を根づかせるには、さきに触れた
野口(雅弘氏の『忖度と官僚の政治学』)が述べるように、
『決定の負荷』にどこまで市民が耐えられるのかという問題になります。
市民参加による『熟議』は利害対立の調整にもどうしても時間がかかる。それは市民参加のコストです。
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