【考察】存在感が薄れる「ニッポンブランド」 : 今一度、企業の「本気度」が問われる中国市場--岡崎茂生(北京電通)
■見渡せば、強敵ばかり
中国に限らず、グローバル市場は広大で複雑です。その中では世界中から集まったライバル企業や商品がひしめき合っています。たまに東京に出張するとちょっと奇妙に感じるのが、道行くクルマのほとんどが日本車であることです。北京に戻るとそこはあたかも走るモーターショー。上はロールス・ロイスから下はチェリーQQまで、ヨーロッパ、アメリカ、韓国、中国、日本を代表する各ブランドの車が華を競い合っています。