【社会保障】年金支給額、0.7%引き下げ 6月支給の4月分から
◇国民年金満額受給で475円減の6万4400円に
厚生労働省は31日、2014年度の年金支給額を0.7%引き下げると発表した。4月分(6月支給)から適用する。当初は1%引き下げる予定だったが、物価や賃金の変動を考慮して減額幅を圧縮した。年金支給額は物価変動に応じて毎年度改定する。ただ、現在の支給額は2000~02年度に、物価が下落したのに減額せず据え置いたため、本来より高くなっており、昨年10月から段階的に引き下げることを決めていた。