【経済】「アルゼンチン・ショック」発生 新興国経済の異変が始まった?
1月末になって新興諸国経済に関するリスクが拡大、アジア各国をはじめ、東京市場でも株価が下落、その後も神経質な動きが続いている。発端は、23日にアルゼンチンの通貨ペソが対ドル相場で急落する「アルゼンチン・ショック」だ。いったい何が起こっているのだろうか。■アルゼンチン経済の現状
アルゼンチンは1990年代に年10%近い経済成長を実現したが、1997年にタイから始まった「アジア通貨危機」が波及、隣国ブラジルが通貨を切り下げたことで輸出競争力を失い、国際収支が悪化した。