【漁業】クロマグロ「回復望めず」 太平洋漁獲規制「不十分」
日本が大量に漁獲、消費している太平洋のクロマグロは、乱獲が原因で依然として過去最低レベルの状態にあり、昨年合意した漁獲規制だけでは資源回復は望めないとした報告書を、日米などの科学者や政府関係者でつくる国際機関「北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)」が二十日までにまとめた。資源管理機関の「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」は昨年十二月、各国が二〇一四年の未成魚の漁獲量を〇二~〇四年の実績と比べ15%以上減らすことで合意した。