【日立造船】造船撤退から10年、漂着した「儲かる環境ビジネス」で世界トップも視野に
「日立」といえば、かつて関東では日立製作所、関西では日立造船を指していたが今の日立造船に船を建造するドックはどこにもない。祖業の造船事業から撤退した同社は、数々の失敗を繰り返しながらも環境ビジネスに成長の活路を求め、もがきながらも「儲かる環境ビジネス」のビジネスモデル確立に挑んでいる。日立造船が8月1日に発表した2015年3月期第1四半期(14年4―6月)の連結決算は売上高は前期比12.1%増の652億円だったが、営業損益と最終損益は赤字に沈んだ。