【労働】「発言は指導の域を超えており、典型的なパワハラ」…新入社員自殺は「パワハラ原因」、福井地裁判決、未成年者で初認定
福井市の消火器販売会社「暁産業」に入社後、男性=当時(19)=が一年もたたずに自殺したのは上司のパワーハラスメントが原因だとして、男性の父親が会社と当時の上司に計約一億一千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福井地裁は二十八日、「上司が人格否定を繰り返した」とし、計約七千二百万円の支払いを命じた。原告代理人によると、未成年へのパワハラ訴訟で、自殺との因果関係が認定されるのは全国初。