【製薬】ロシアの甘草(カンゾウ)に注目…医薬品原料メーカー「宏輝」(東京)、来年秋にロシア南部アストラハン州で工場を稼働
ロシアの多様な資源が、また一つ日露間にビジネスをもたらそうとしている。医薬品原料メーカーの宏輝(東京)が、来年秋にロシア南部アストラハン州で工場を稼働させる。地域に群生する甘草(カンゾウ)という植物を採り、現地に新設する工場で医薬品の有効成分を取り出して主に国外に輸出する計画。
写真=甘草は古くから漢方薬などに使われてきたマメ科の多年草で、主に中国の新疆ウイグル自治区から中央アジア、ロシア南部にかけて自生している。