【国際】原油安、来年の世界成長率を最大0.7ポイント押し上げ…内需が弱い日本とユーロ圏はデフレ回避を、IMF
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は22日、今年後半の原油価格の急落が2015年の世界の経済成長率を最大0.7ポイント押し上げると分析した報告書を発表した。IMFは10月に15年の世界成長を3.8%と予想しており、これが最大4.5%程度に引き上げられる公算が大きい。ブランシャール主任エコノミストらの試算によると、原油を輸入している先進国や新興国で消費の拡大や対外収支の改善を期待できるため、世界全体の経済成長は従来予想比0.3~0.7ポイントの上乗せを見込めるという。