【機械】「優等生」コマツを追い込んだ、2つの"誤算"、リーマン危機以来の異常事態に打つ手なし?
「異常事態だ。厳しい見方を出さざるをえない状況だ」(藤塚主夫CFO)。世界2位の建設機械メーカー、コマツが苦戦を強いられている。2015年度(2016年3月期)は売上高が1兆8800億円(前期比5%減)、本業の儲けを示す営業利益が2210億円(同8.7%減)と、減収減益を予想している。コマツが期初時点から営業減益予想を発表するのは、リーマンショックの影響をモロに受けた2009年度以来、6年ぶりのこと。